人民網日本語版 2023年3月15日(水) 19時30分
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海南省三亜市にある育才生態エリアドリアン拠点の約93.3ヘクタールの土地に植えられたドリアンが、このほど小さな実を付けた。今年6月には食べ頃になって市場に出回る見通しだ。
独特の風味と口当たりが魅力のドリアンには数多くのファンがいる。質の良いものとなると輸入品が大部分で、価格の点でもまさしく「果物の王様」だ。500グラム当たり数十元(数百円)するものがざらにある。
しかし今年は状況が違う。中国産のドリアンが登場するからだ。
海南省三亜市にある育才生態エリアドリアン拠点の約93.3ヘクタールの土地に植えられたドリアンが、このほど小さな実を付けた。今年6月には食べ頃になって市場に出回る見通しだ。1ムー(約6.7アール)当たりの生産量は1750キログラムに上り、付加価値額は10万元(約200万円)を超えると予想される。
過去の経験では、高価な果物が国産化を果たすということは、価格が大幅に低下することを意味する。
実際、2019年以降、中国では生ドリアンの輸入量がアメリカンチェリーを上回り、「輸入果物の王様」になっている。単一の果物の粗利益率でもドリアンはトップに立っている。
ドリアンの利益率はどれほどのものだろうか。関連の上場企業が公開した決算からその一端をうかがうことができる。中国最大のドリアン卸売業者の一つである洪九果品は、2022年9月5日に香港証券取引所に上場した。21年度の売上高を踏まえて計算すると、22年1~5月の売上高は15億5000万元(約310億円)に達する。目論見書では、現在の同社の扱う主な果物の粗利益率は17.5%で、ドリアンが最も高く、3年にわたり18.9~21%の高水準で推移している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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