「自動車発明の地」欧州市場に攻勢をかける中国自動車メーカー―中国メディア

Record China    2023年3月17日(金) 11時0分

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環球時報は15日、中国の「新エネルギー車」が「自動車発明の地」である欧州の自動車市場に攻勢をかけていることに欧米のメディアが注目しているとする記事を掲載した。写真はBYDの世界戦略EV「ATTO3」。

中国紙・環球時報(電子版)は15日、中国の「新エネルギー車」が「自動車発明の地」である欧州の自動車市場に攻勢をかけていることに欧米のメディアが注目しているとする記事を掲載した。

新エネルギー車とは、中国における電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)の総称だ。

記事によると、米テスラに次いでEV世界シェア2位の比亜迪BYD)の初の欧州工場の候補地について、英紙フィナンシャル・タイムズはこのほど、同社の欧州事業責任者の話として、フランス、スペイン、ポーランド、ハンガリーが挙がっており、英国は候補地トップ10に入らなかったと報じた。

BYDの2022年12月の海外販売台数は1万1320台で、うち欧州市場は前年同月比5倍となった。同社は30年までに欧州での販売台数を80万台に増やす計画だ。

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、中国のEVメーカーが過去2年間に欧州の少なくとも16カ国で十数種類の自社ブランドモデルを発売したとし、BYD、小鵬(Xpeng)、蔚来(NIO)などがEVをひっさげて競争が激しい欧州の自動車市場に食い込むことを望んでいると報じた。

ドイツのドイチェ・ヴェレやハンデルスブラットなどは、NIOが22年10月の欧州市場向けイベントでEVフラッグシップセダン「ET7」など3車種を発表したことを取り上げ、「欧州でモデル攻勢を開始した」「ハイエンド市場でアウディ、BMW、メルセデス・ベンツとの力比べを望んでいる」などと報じている。上海汽車(SAIC)傘下のブランド、RoeweとMGは23年2月にドイツで前年同月比104.6%増の1330台を新規登録し、販売台数ランキングで3位に入った。(翻訳・編集/柳川)

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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