Record China 2023年3月16日(木) 21時0分
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フィギュアスケーターの羽生結弦さんのファンであるコラムニストが13日、羽生さんの「傷」への向き合い方についてつづったコラムを、中国のポータルサイト・百度に掲載した。
フィギュアスケーターの羽生結弦さん(28)のファンであるコラムニストが13日、羽生さんの「傷」への向き合い方についてつづったコラムを、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)に掲載した。
東日本大震災から12年に当たる今月10~12日、羽生さんは宮城県のセキスイハイムスーパーアリーナでアイスショー「羽生結弦 notte stellata」を開催した。コラムは「愛、希望、涙、慰めが詰まったショーだったが、私はやはり『勇敢さ』に言及したい」とし、「羽生結弦は無限の勇気をもって、多くの人々に苦難に立ち向かう勇気と力を与えてきた」とつづった。
そして、「驚くべきは彼の苦難や傷への向き合い方とその勇気だ」とし、羽生さんがこれまで被災地でのアイスショー開催について葛藤を抱えていたことに触れた上で、「彼は常にそれらにまっすぐ向き合い、逃げることはなかった。311に宮城県でアイスショーを開催したことも、(2月26日のアイスショー)『GIFT』で北京五輪のショートプログラム(SP)に再チャレンジしたことも、過去に苦難に直面した時のすべての選択がそうだ」とした。
続けて、「痛みは忘れることはない。口にしなかったからといってなかったことにはできない。永遠に癒されない痛みもある。だが、羽生はまっすぐ向き合い、前に進むことを選んだ」とし、「11日の追悼やアイスショーで彼が見せたのは極めて強い悲しみの感情だった。『春よ、来い』は激しい叫びを含んだ悲しみの極みだった。涙は最初から最後まで、頬を伝い続けた」と回想。
一方で、「あの地震の夜に空に星が輝いていたように、最終日の『春よ、来い』は無数の感情が込められながらも熱烈に突き進むようで、生者に前を向く勇気を与えた」とし、フィナーレで披露したBTSの「Dynamite」についても「さらに会場を爆発させ、雲をかき消して太陽を見せるように、希望を現実にして見せた」と表現した。
同コラムは、「このように傷と向き合い、涙を隠さず前に進んでいく羽生結弦は、カッコよすぎる!」と結んでいる。(翻訳・編集/北田)
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