Record Korea 2023年3月20日(月) 6時10分
拡大
16日、韓国・聯合ニュースは「韓国の国内総生産(GDP)は経済成長元年の1970年代に比べ85倍に拡大し、輸入は153倍以上に膨らんだ」と伝えた。
2023年3月16日、韓国・聯合ニュースは「韓国の国内総生産(GDP)は経済成長元年の1970年代に比べ85倍に拡大し、輸入は153倍以上に膨らんだ」と伝えた。
大韓商工会議所が「商工の日」50周年を迎えた同日、韓国銀行、統計長、経済協力開発機構(OECD)などのデータを基に「第1回商工の日」が開催された1974年の韓国経済との違いを比較分析した報告書を公表した。1970年代は「サムスン電子(1969年創立)、現代自動車(67年創立)、POSCO(68年創立)など、韓国を代表する企業が本格的に成長した時期」だという。
韓国のGDPは74年には195億4000万ドルだったが、昨年は1兆6643億3000万ドルで85.2倍となった。1人当たりGDPも563.3ドルから3万2236.8ドルと、57.2倍に拡大した。74年のGDP順位は30位でベネズエラ(25位)、インドネシア(26位)、ナイジェリア(29位)を下回っていたが、2021年には10位に浮上している。
過去50年間、韓国企業の投資がGDPに寄与した割合は平均20.0%で、G7を上回った。G7は米国10.8%、日本16.6%、英国10.7%、ドイツ12.1%、フランス11.6%、カナダ10.7%、イタリア10.3%となっている。
70年代の主力産業は農林漁業(13.8%)、総合商社など卸小売業(13.6%)、繊維(11.6%)、白物家電(4.2%)だったが、2017~21年には産業構造が半導体、携帯電話などのコンピューター電子業種(23.9%)、金融保険(13.7%)、情報通信および事業サービス(8.5%)などに変化した。
1974年当時、韓国の輸出総額は44億6000万ドルに過ぎなかったが、77年には輸出100億ドル、81年には200億ドルを達成した。87年には400億ドル、95年には1000億ドルと拡大を続け、昨年の総輸出額は6835億8000万ドルを突破。50年前の153.3倍に達した。
韓国のグローバル市場シェアも74年の0.53%(世界39位)から2021年は2.89%(7位)に上昇した。特に半導体(9.8%、4位)、造船(17.7%、2位)自動車(5.3%、5位)、石油化学(9.9%、2位)、ディスプレー(8.8%、3位)、鉄鋼(4.7%、4位)など輸出主力産業が善戦しているという。
主要な輸出対象国は中国(22.8%)、米国(16.1%)、ベトナム(8.9%)などで、主要な輸出商品は半導体、自動車、繊維などに高度化した。
1974年の韓国全体の投資総額は21兆3000億ウォンだったが、昨年は568兆4000億ウォンと、26.7倍に拡大した。民間部門が知識財産生産物に投じた金額は2545億ウォンから120兆7000億ウォンと、474倍になっている。民間知識財産生産物の割合は1.2%から21.2%に拡大した。
GDPに対する研究開発(R&D)投資の割合は、76年の0.42%から2021年には4.96%に上昇。イスラエルに次ぐ世界2位となった。74年の賃金労働者数は444万4000人だったが、2022年には2105万2000年まで増えている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「この唐突なクッポン(極端な愛国主義)記事は何だ?」「貿易赤字が過去最大を記録したもんだから、50年も前との比較を始めたのか(笑)」「今は赤字パーティーだというのに、50年前と比べて何の意味がある?もう『輸出大国』だなんて言葉も使っちゃだめだと思うよ」「50年も前と比較する記事を配信した理由が知りたい。国民をばかだと思ってるのか?」「10年間でも大変な変化がある時代なのに、50年前との比較?」「心配しなくても、20年後にはまた、あのころに戻ってるよ(笑)」「いっそ朝鮮時代と比較したらどう?」など、冷ややかなコメントが殺到している。
一方で、「朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領の経済開発がなければ、今の大韓民国はない。漢江の奇跡は継続する。認めるべきことを認めて、前に進もう」といった声も見られた。(翻訳・編集/麻江)
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