韓国の尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領が16日に日本を訪問しました。韓国大統領の訪日は12年ぶりとなります。これを受けて、中国外交部の汪文斌報道官は「日韓関係が地域の平和、安定、繁栄にプラスとなる方向へ発展していくことを望んでいる」と期待を示しました。

汪報道官は同日の定例記者会見で、「共通の近隣国として、中国は最近の日韓間の往来と両国関係の変化に留意している」と述べた上で、「日本軍国主義の対外侵略と植民地支配は中韓を含むアジア諸国に深刻な災難をもたらした。『前事を忘れざるは後事の師なり』という言葉のように、われわれは日本に対し、侵略の歴史を深く反省し、誠実かつ責任ある態度で歴史問題を適切に処理し、それを踏まえてアジアの隣国と正常な国家関係を発展させるよう一貫して求めている。中日韓は互いに重要な経済・貿易協力パートナーである。地域や世界の産業サプライチェーンの安定と円滑性を維持することは、3カ国および地域の共通利益に合致する。中国は、一部の国による閉鎖的かつ排他的な『小グループ』づくりに反対する。日韓関係が地域の平和、安定、繁栄にプラスとなる方向へ発展していくことを望んでいる」と述べました。（提供/CRI）