2014年7月13日、韓国を旅行中に早産のアクシデントに見舞われ、女優イ・ヨンエの援助を受けた台湾人夫婦について「実は裕福」との情報が浮上。イ・ヨンエ側は返還を求めない意向を示している。中央社が伝えた。

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台湾人の孟（モン）さん夫婦は今年2月、韓国を旅行中に妊娠7カ月目だった夫人が早産のアクシデントに見舞われた。旅先で女児を出産したが、胆道閉鎖症のため2回の手術を受け、病院も3回にわたって転院。かかった出産費と治療代は400万台湾ドル（約1360万円）に上り、これを聞きつけた韓国のボランティア団体が救援の手を差し伸べた。 さらに、女優イ・ヨンエが夫婦の窮状を知り、300万台湾ドル（約1020万円）を寄付。夫婦は今月1日、赤ちゃんを連れ台湾へ戻った。

しかし、夫婦のフェイスブックを見たネットユーザーの間からこのほど、「実は裕福だ」との情報が飛び出した。夫婦は高級車BMWを所有し、米歌手レディー・ガガの来台公演では2万6000台湾ドル（約8万8000円）のチケットを購入。副業として韓国ファッションのネット販売をしており、長女はiPadを与えられ、家族で人気カフェで朝食をとる生活だと指摘されている。この話がネット上で拡散され、「詐欺夫婦だ」「国の恥」「妊婦の海外旅行は自己責任」と批判の声が大きくなっている。

この報道について13日、韓国メディアはイ・ヨンエの友人から出た話として、「返還は求めない。夫婦にはそのお金をチャリティーに使ってもらいたい」との意向を報じている。

当事者の孟さんは台湾メディアに対し、ネットユーザーから出た「裕福」という説は事実無根で、高級車は自分のものではなく、自宅も賃貸物件だと説明。イ・ヨンエからの寄付金については「少しずつ返還するつもり」と語っている。（翻訳・編集/Mathilda）