深センから香港への「逆方向」代理購入ブーム、ミルクティーやザリガニが人気―中国

人民網日本語版    2023年3月22日(水) 22時30分

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香港と中国大陸部の通関業務が通常に戻るのに伴って、最近はSNSに深センで食品などの商品を代理購入して香港へ届ける「逆方向代理購入」サービスが登場するようになった。写真は一点点のミルクティー。

ミルクティーの『一点点』や『滬上阿姨』、お菓子の『鮑師傅』が深センから香港へ『逆方向代理購入』できる」、「『逆方向代理購入』、明日受注可能」。

香港と中国大陸部の通関業務が通常に戻るのに伴って、最近はSNSに深センで食品などの商品を代理購入して香港へ届ける「逆方向代理購入」サービスが登場するようになった。ミルクティーやザリガニなど中国で売れているグルメ商品が特に人気がある。「逆方向」とは、これまで主流だった香港で商品を「代理購入」して中国へ届けるサービスとは方向が逆になっていることを指す。

ネットで商品情報を発信し、微信(WeChat)でやりとりしながら注文し、購入と配達の際にはリアルタイムで位置情報を伝え、最速2時間で深センから来たミルクティーを味わえる。配達員の細やかな心配りで、「逆方向代理購入」はどの注文もシームレスな配達を実現している。

こうした配達モデルの登場を不思議に感じる人は多い。実際、「逆方向代理購入」の人気は、粤港澳大湾区(広州仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、マカオ両特別行政区によって構成される都市クラスター)の地域的・文化的アイデンティティーを映し出すものであるだけでなく、深センと香港の融合が加速する様子をよりよく体現していると言える。

絲路智谷研究院の梁海明(リアン・ハイミン)院長は、「『逆方向代理購入』は粤港澳大湾区の発達した便利な交通網に根差したものであり、また深センと香港が『一つの都市へと発展』する流れを体現している」との見方を示している。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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