東方衛視 2023年3月24日(金) 13時20分
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上海のテレビ局・東方衛視によると、上海佘山天文台が20日、2年に及ぶ修繕を経て、試験的に対外開放された。
上海のテレビ局・東方衛視によると、上海佘山天文台(上海天文博物館)が20日、2年に及ぶ修繕を経て、試験的に対外開放された。口径40センチの屈折式双眼望遠鏡も観測機能を取り戻し、人々はこの望遠鏡を使って再び星空を探索できるようになった。
天文台本館のドームに上ると、屈折式双眼望遠鏡が姿を一新している。この望遠鏡は1901年から約7000枚の写真を撮影し、ハレー彗星の回帰を2回記録した。
天文台を訪れた人からは、「早くから来たいと思っていました」「(来ることができて)幸運です」などの声が寄せられている。
今回の修繕は「古びたように修繕する」がキーワードで、建物の外部は壁面の異なる材質と色によって1900年と1928年の建造過程を再現。それと同時に、展示の過程においても歴史の有機的融合が重視された。
上海天文台佘山科学普及教育基地の責任者、湯海明(タン・ハイミン)氏によると、望遠鏡を修理する際に取り外したパーツは歴史を表現する時間軸を作るのに使われた。この他、展示内容も豊富になり、五つのホールで天文機器や写真など100点余りが紹介されている。
上海天文博物館は20日から試験開放と調整が行われ、4月初旬に正式オープンを迎える見込みだ。(編集/野谷)
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