Record China 2023年3月25日(土) 11時0分
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中国メディアの新消費智庫は18日、「日本の菓子はどうやって中国人観光客に30億元を使わせたのか」とする記事を発表した。
中国メディアの新消費智庫は18日、「日本の菓子はどうやって中国人観光客に30億元(約572億円)を使わせたのか」とする記事を発表した。
記事は、「中国人が日本に旅行に行くと、日本の物品をたくさん代理購入して帰国することはよく知られている。スマート便座、炊飯器、化粧品、ぜいたく品、医薬品が主な対象だった」と述べ、菓子は3番目の主要対象だとの統計があったことを伝えた。また、「以前のあるデータによると、中国人観光客は1年間に日本で約30億元を菓子購入に使った」と紹介。時間の推移や中国の科学技術レベルの向上に伴い、日本で代理購入された電子製品や家電製品の消費量が減る反面、菓子類の購入量は明らかに増えたとも説明した。
記事によると、日本の菓子は包装の美しさ、種類の多さ、独特な味により、ソーシャルメディアでの情報の拡散と宣伝で中国人に購入への強い興味を抱かせたという。記事はまた、桜や抹茶味など日本的な風味の商品はお土産の良い選択肢にもできるとした他、「中国で知名度の高い『白い恋人』は贈り物のようなパッケージになっている」「日本を訪れた中国人が最もお土産にしたがるのが『白い恋人』だ。上品さと独特な味、美しいパッケージデザインで消費者に愛され、特に海外の観光客に人気だ」とも伝えた。
そして、中国市場に進出した日本の菓子ブランドの中には日本の国民的な菓子と呼ばれるブランドも少なくないと述べて江崎グリコに言及。1922年に栄養菓子「グリコ」の販売が大阪三越で始まったことなどを紹介し、「このブランドはすでに日本の100年ブランドの列に身を置いている。今、傘下には数十のブランドがあり、『ポッキー』は中核の一つ。中国でも棚の目立つ場所にポッキーや『プリッツ』の姿を見ることができる。中国の消費者に大人気の菓子だ」と伝えた。(翻訳・編集/野谷)
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