中国外交部の汪文斌報道官は22日の定例記者会見で、安保理が海底パイプライン「ノルドストリーム」爆破事件についての議論を行うことを支持するという中国の立場を示しました。

汪報道官は、ノルドストリーム爆破事件の影響は深刻であり、国際社会の大多数のメンバーから事実の真相究明の声が上がっているとして、「ロシアが提出した決議案の核心は、国連による国際調査の推進にある。中国はこの考えに賛同し、この決議案を支持する」と述べました。また、「国連は最も権威がある代表的な国際機関だ。国連が主導する国際調査は、既存の国別調査との相乗効果をもたらし、より迅速な真相究明につながる」と述べました。

さらに、「中国は、安保理が関連問題を議論することを支持すると同時に、決議案に関する協議にも前向きに参加している。安保理の一部の発展途上国のメンバーもまた、合理的な意見と提案を出している」と述べ、安保理の一部の西側メンバーに対して、「真実に責任を負う精神に基づき、地政学的な私的利益を捨て、安保理のメンバーとしての義務と責任を正しく履行することを望む」と述べ、安保理での協議に前向きに参加し、関連決議の早期合意に向けて努力するよう求めました。（提供/CRI）