人民網日本語版 2023年3月24日(金) 21時30分
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世界の気温が1.5~2℃上昇すれば、湿地の温室効果ガスの吸収機能が半分以上低下するという。写真は騰沖北海湿地。
湿地は地球の表面積の6%を占めるが、世界の3分の1以上の土壌有機炭素を貯留している。湿地植物は光合成により大気中の二酸化炭素を有機炭素に変え、湿地の土壌に蓄積する。また、湿地の嫌気性環境により有機炭素の分解が遅くなるため、湿地は炭素蓄積のペースが最も速い自然生態系となっている。地球温暖化が湿地生態系の構造と機能を大きく変えていることを示す証拠が増え続けているが、この影響はどの程度のものなのだろうか。中国科学院大気物理研究所の科学研究者による最新の研究は、その定量の根拠を示した。世界の気温が1.5~2℃上昇すれば、湿地の温室効果ガスの吸収機能が半分以上(約57%)低下するという。光明日報が伝えた。
同研究は、中国科学院大気物理研究所東アジア地域気候・環境重点実験室の包韜博士研究員、協力指導教員の賈根鎖研究員、徐希燕研究員が協力して行ったものだ。論文は21日に国際的な学術誌「Nature Climate Change」に掲載された。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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