2023年3月23日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で、中国人女性がタイを旅行中に行方がわからなくなってからすでに20日が経過したことが報じられて注目を集めた。

微博アカウント「新浪熱点」が23日に伝えた内容によれば、「2月10日からタイを訪れている女性の欧陽（オウヤン）さんと今月2日から連絡が取れない状態が続いている」と欧陽さんの友人である女性が13日にネット上に書き込んだ。女性の話では、欧陽さんは交際相手の男性とともに「食・住・観光全部手配しているからおいで」という男性の従弟の招きを受けてタイを訪れたという。

女性は連絡が取れなくなった後、欧陽さんの従姉に連絡するとともに警察に通報。警察が調べたところ欧陽さんと交際相手は往復の航空券を購入していたものの、タイから帰国した記録はないという。欧陽さんの母親は「長い間一緒に暮らしていなかったので、娘がタイに行っていたことは数日前に初めて知った。警察からは良い情報が得られていない。行方不明と知ってからほとんど寝られていない。一日も早く見つかってほしい」と語っている。欧陽さんは34歳、幼い頃に父親を亡くし、母親は他の男性と再婚しており、母親との関係も疎遠になっていたようだ。

この件について、中国のネットユーザーは「交際相手の従弟を調べろ」「だまされてタイに行き、そこから別の国に行かされたかも。帰って来られないかもな」「知った相手に誘われて、というのが実は一番危ない」「何年か前に自分もクラスメートの友人から食住込み込みの航空券があるよって誘われたけど行かなかった。危機一髪だったんだなって思って怖くなった」「うまい話にはわながあるってことだよ」「なにはともあれ無事に戻ってくることを願うよ」といった感想を残している。（翻訳・編集/川尻）