日本でバス遅延に立腹した中国人女性らが運転手を取り囲む? かばった台湾人男性にも矛先―台湾メディア

Record China    2023年3月24日(金) 19時0分

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台湾メディアの三立新聞網は22日、「日本でバス遅延に腹を立てた中国人女性らが運転手を取り囲む事態が発生し、間に入った台湾人男性にも矛先が向けられた」と報じた。写真は名古屋。

台湾メディアの三立新聞網は22日、「日本でバス遅延に腹を立てた中国人女性らが運転手を取り囲む事態が発生し、間に入った台湾人男性にも矛先が向けられた」と報じた。

記事によると、台湾人男性の楊(ヤン)さんが19日、事の経緯をフェイスブックに書き込んだ。それによると、楊さんは18日午後にJR東海バスの東京発名古屋行きの高速バスに乗ったが、雨天で土曜日ということもあり渋滞が発生、運転手も事前に到着が遅れることをアナウンスしていたという。

ところが、バスが到着すると、乗り継ぎに間に合わなかったとみられる中高年の女性数人が中国語で「どうしてそんなに運転が遅いのか」などと運転手に迫り、さらに日本語でも「上司を呼んで」などと要求した。楊さんによると、女性らは中国人とみられるという。

見かねた楊さんが「雨が降っているし、渋滞していた。運転手さんは悪くない。みんなが乗っているのだから、スピードを上げて運転して事故が起きたらどうするのか」などと間に入ると、女性らと楊さんのトラブルに発展。女性らが「台湾は中国のものだと思っているのか?」と問いただすと、楊さんは「台湾は台湾、中国ではない」と応じた。

楊さんによると、運転手に「お客様(楊さん)の問題ではありません。どうぞ行かれてください」と諭されたためその場を離れようとしたが、女性らに取り囲まれ、そのうちの一人は「(楊さんが)セクハラした」などと叫んだ。もみ合っているうちにパトカーのサイレンが聞こえたため、女性らはその場を離れていったという。

JR東海バスの担当者は「確かに18日に東名高速道路の渋滞によりバスが遅延し、(国籍は分からないが)外国人のお客様同士のトラブルがあった。バスの前に座り込まれ、(バスが)動けなくなるような状況だったので警察に対応を依頼した」と明かし、「道路渋滞による遅延は弊社としてはどうにもならず、ご理解いただきたい」とした。

三立新聞網によると、楊さんは「本当に殺されるのではないかと思った。こんなことは初めて。1対3だったので正直怖かった」と回想。「運転手さんが無事であることを祈っている」とし、「次にこういうことに遭遇したらすぐに警察に通報する。急いでいるなら新幹線を利用すべき。長距離バスが道路状況によって遅れるのは常識だ!」と訴えた。

この投稿に、他のネットユーザーからは「あなたは間違っていない。外国では注意が必要。けががなかったのが不幸中の幸い」「怖すぎる。身の安全に注意しなよ」「大事件にならなくてよかった」「立ち上がってくれてありがとう」「防犯用のスプレーを携帯しておいた方がいいよ!」といったコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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