中国宇宙科学技術グループが主催した第3回イノベーションアイデアコンテストが23日に開幕しました。今回の大会に提出されたプロジェクトでは、ロケットブースターとフェアリングの回収に使用されるシステムが開発末期に入り、宇宙機回収技術の研究開発が新たな進展を遂げていることが明らかになりました。

同グループの滕海山副チーフエンジニアによると、「同システムは大型パラフォイル回収方式を採用しており、その滑空制御性能を利用して、従来の30～90キロの範囲を縮小し、指定の場所に降下させることができる。また、緩衝を加えることで、損失なしの回収を実現でき、繰り返し使用することが期待できる」ということです。

宇宙機回収システムのほか、今大会では、宇宙電磁波防止シート、高空超解像3Dイメージングレーザーレーダー技術など、宇宙航空技術を融合させた60項目の新しい成果が披露されました。（提供/CRI）