CRI online 2023年3月28日(火) 13時20分
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中国外交部の毛寧報道官は3月27日の定例記者会見で、福島第1原子力発電所の汚染水の海洋放出について記者の質問に答えました。
それによりますと、日本の放射能汚染水には60種類以上の放射能核種が含まれていて、中には有効な処理技術がない核種も多く存在するということです。また、寿命の長い核種の一部は海流に乗って拡散され、生物濃縮が起こり、環境中の放射性核種の総量をさらに増やす可能性があり、海洋環境と人間の健康に予測できない損害を与える可能性が指摘されています。
福島の放射能汚染水の海洋放出期間は30年、あるいはそれ以上に及び、多核種処理システムの成熟度や有効性は第三者による評価或いは認証を受けていません。処理量がこれほど膨大で、成分が複雑な放射能汚染水は前例がなく、そのシステムの長期的な有効性に疑問があるということです。さらに、日本側が今年3月に発表したデータによりますと、多核種処理システムで処理された放射能汚染水の70%近くが基準を満たしていないということです。これについて、毛報道官は「放射能汚染水の安全に関する日本側の主張を国際社会が納得させるのは難しい」と述べました。(提供/CRI)
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