「中国の給水塔」青海省の水源涵養能力が向上―中国

人民網日本語版    2023年3月31日(金) 13時30分

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青海省は黄河、長江、瀾滄江の源流で、「中国の給水塔」「川の源流」と呼ばれている。

青海省は黄河、長江、瀾滄江(メコン川の上流)の源流で、「中国の給水塔」「川の源流」と呼ばれている。第36回「中国水ウィーク」の開催中に青海省水文水資源測定・報告センターを取材したところ、「中国の給水塔」としての青海省から流出する水量は複数年の平均で増加傾向を示しており、同時に水源涵養能力が向上している。中央テレビニュースが伝えた。

青海省水文水資源測定・報告センター長の李其江(リー・チージアン)氏は、「青海省の水資源の総量は複数年の平均で629億3000万立方メートル。モニタリングデータによると、モニタリング記録が始まってから、青海省から流出する水量は、複数年の平均で増加傾向を示している。1956-2000年に青海省から流出した水量は複数年の平均で596億立方メートル。2001-21年は複数年の平均で660億1600万立方メートル。一方で、2005-21年は複数年の平均で686億800万立方メートル」と説明した。

一連の水文要素のモニタリングデータは、一つは各流域の水量の年内の分配が均衡化に向かっていること、もう一つは各流域の渇水期の流出量が通年の流出量に占める割合が増加傾向にあること、を反映している。青海省は乾燥地域に属し、降水は6-9月に集中し、降水は主に夏に発生する。以前は河川流出量の年内の分配が極めて不均衡だったが、現在は均衡化する傾向を示している。

上述した2つの指標の傾向的変化は、流域の降水が土壌に浸透することにより、帯水層の水が増加した後、緩やかに放出されることを反映している。これは、流域の貯水能力と水量調節の能力が向上していることを反映しており、流域の生態環境が改善されており、「中国の給水塔」の水源涵養能力が向上していることを物語っている。中国が近年、川の源頭部で実施した一連の生態保護・建設プロジェクトの成果が充分に示されている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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