3都市以上が約3割、Z世代が働く・住む都市を変えるのはなぜ?―中国

人民網日本語版    2023年3月30日(木) 11時30分

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学校を卒業した中国の若者の60%以上が「都市を変えて新しい生活を始めること」を選択しており、そのうち27.21%が3都市以上を転々とした「夢追い人」だった。写真は四川省成都市。

これまで、勤務・生活する都市を変えると決意するのが非常に難しいというのは大方の見方だった。しかし今は状況が少し違うようになった。中国でこのほど発表された「Z世代の勤務・生活に対する態度のインサイト報告」のデータによると、学校を卒業した若者の60%以上が「都市を変えて新しい生活を始めること」を選択しており、そのうち27.21%が3都市以上を転々とした「夢追い人」だった。

若者が勤務・生活する都市を変えるのはなぜか。その主な要因として、「家族や配偶者など大切な人のため」(35.7%)、「よりよい仕事のチャンスを得るため」(31.7%)、「これまでの生活や仕事に疲れて、新たなスタートを切りたいため」(26.3%)などが挙げられる。ここからわかるのは、家族と愛情が若者の都市を転々とする最大の要因ということだ。

主観的な要因以外にも、都市そのものの魅力も若者にとって非常に重要な要因になる。

ここ数年、複数の都市が「人材争奪戦」に加わり、人材を誘致するためにあらゆる努力をしている。例えば成都市は中国全土初の若者発展型都市建設のテスト都市になり、教育、雇用、居住など若者が非常に関心を寄せる分野を充実させ、一連の力強い措置を打ち出した。一方で、古都の西安市は、人材のレベルと「誘致・育成・管理・活用」などの面で人材政策システムガイドラインを作成し、より多くの優れた人材が西安を好きになり、西安にとどまることを目指している。

このたびの調査研究で改めて証明されたように、各新一線都市の若者への魅力が上昇し続けている。データによれば、北京、上海広州深センだけでなく、今では成都、杭州鄭州武漢、西安が小都市出身の若者にとって最も魅力ある都市になり、理想の生活を送りたい新一線都市のランキングで上位5位に並んだという。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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