中国工業・情報化部がこのほど明らかにしたところによると、コア技術の相次ぐブレークスルー、設計・製造の質の持続的な向上、スマートコネクテッドカーと電動化技術およびビジネスモデルのイノベーションの加速に伴い、中国ブランド乗用車の市場シェアが上昇し続けている。2022年の累計販売台数は前年比22．8％増の1176万6000台で、市場シェアは同5．4ポイント上昇の49．9％に達した。

コア技術のブレークスルーが相次ぎ、市場シェアが安定的に上昇した。量産型動力電池の重量エネルギー密度が300Wh/kgに達して世界のトップレベルに達した。新型のグループテクノロジー（GT）、高ニッケル含有・コバルトフリー電池の応用がブレークスルーを実現した。中国ブランド車の月ベース市場シェアは、2022年9月に50％に達して以降、上昇の一途をたどり、同年12月は56．8％に達し、年間ベースでは12年の41．85％から22年の49．9％に上昇した。

製品の品質とサービスが向上し、自動車の輸出が新たな進展を遂げた。自動車産業はハイレベル化、スマート化、グリーン化の発展の成果が著しく、工業・情報化部の45の先進製造業クラスターのうち、自動車産業に関わるものが6つある。また、同部が打ち出した第2弾となるスマート製造モデル工場99カ所のうち、自動車産業の工場は13カ所に上る。中国品質協会のまとめた報告によると、中国ブランドの満足度が上昇し続けている。22年の中国の乗用車の輸出台数は同56．7％増の累計252万9000台に達した。

新エネルギーとスマートコネクテッドカーへのモデル転換のチャンスをしっかり捉え、市場での普及率が急速に上昇した。22年に中国新エネルギー自動車の年間販売台数は同93．4％増の688万7000台となり、市場シェアは同12．1ポイント上昇して25．6％に達した。そのうち中国ブランドの新エネルギー車の市場シェアは79．9％にも達した。（提供/人民網日本語版・編集/KS）