年明けに放送されてヒットを記録した「狂飆」を皮切りに、多数のサスペンスドラマが年内に放送・配信を予定しており、2023年はサスペンスが花盛りの1年になると予想されている。

ニュースサイト・捜狐（SOHU）によると、3月末現在、動画配信サービス各社やドラマ情報サイトなどが明らかにしているサスペンスの最新作は、情報が確かなものだけで33作品を数える。1月にヒットした「狂飆」の主演俳優チャン・イー（張譯）は、今月に入って放送と配信をスタートした「他是誰」が映画・ドラマ情報サイトの豆瓣（douban）のユーザー評価でいきなり8．2点の人気に。これに続いて「国家行動」の配信を控えている。

「狂飆」で悪役を演じて人気が急上昇したチャン・ソンウェン（張頌文）は、動画配信サービス・愛奇芸（iQiyi）が今年のイチオシと紹介する「孤舟」および、騰訊視頻（テンセント）で配信予定の「猟冰」が控えている。

「バッド・キッズ 隠秘之罪」のチン・ハオ（秦昊）主演の「漫長的季節」は、「バッド・キッズ」のスタッフが集結した作品で、女優リウ・リン（劉琳）らも再び出演している。「白夜追凶」のパン・ユエミン（潘粤明）の主演作で愛奇芸の「消失的十一層」、騰訊視頻の「南海帰墟」はいずれも、それぞれの動画サービスが今年の代表作の1つに紹介している。

「如懿伝～紫禁城に散る宿命の王妃～」のジョウ・シュン（周迅）主演で注目される「不完美受害人」は、愛奇芸で配信予定の作品。昨年「開端」がヒットしたバイ・ジンティン（白敬亭）主演の「南来北往」も愛奇芸で配信を予定している。

トン・ダーウェイ（佟大為）とマー・イーリー（馬伊琍）が主演の「交錯的場景」は、松本清張の推理小説「渡された場面」をドラマ化した作品。「バッド・キッズ」や「バーニング・アイス -無証之罪-」のハン・サンピン（韓三平）が製作総指揮を手がける。

チョウ・イーウェイ（周一圍）、ワン・リークン（王麗坤）が主演の「大唐狄公案」は、たびたび映画・ドラマ化される唐代の名宰相・狄仁杰（ディー・レンジエ）が主人公の作品となる。（Mathilda）