Record China 2023年3月31日(金) 12時0分
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2023年3月30日、人民日報の微博アカウントは、2012年ロンドン五輪陸上女子20キロ競歩で1位だった選手がドーピング違反で失格となり、中国選手が繰り上がりで「金・銀・銅独占」となったことを報じた。
報道によれば、スイス・ローザンヌにある国際オリンピック委員会(IOC)で現地時間30日に開かれた会議で、ロンドン五輪の女子20キロ競歩で1位だったロシア選手らがドーピング違反により失格となり、2位だった中国の切陽什姐(チュヤン・キ)が繰り上げで金メダルを獲得することになったほか、劉虹(リウ・ホン)が銀メダル、呂秀芝(リュー・シウジー)が銅メダルにそれぞれ繰り上がり、中国勢がメダルを独占することになったと伝えている。
このレースではロシアのエレーナ・ラシュマノワが1位、ロシアのオリガ・カニスキナが2位、切陽什姐が3位でゴールしたが、カニスキナは15年にドーピング検査違反で失格となり3位以下の順位が繰り上がっていた。また昨年3月に世界陸連の独立監視機関アスレティックス・インテグリティ・ユニット(AIU)がラシュマノワについてもドーピング違反により資格停止処分を下し、ロンドン五輪での金メダルも剥奪されることが決定的となっていた。今回のIOCの決定により剥奪が確定したことになり、IOCウェブサイトの競技結果もすでに中国勢が「金・銀・銅」となっている。
この件について中国のネットユーザーからは「遅れてきた金メダル。アスリートにとっては経済的な損失が大きかったのではないか」「国から追加で報奨金が出るのだろうか」「繰り上げメダルはおめでたいのだけれど、IOCの仕事効率が憂慮すべきレベル」「来年のパリ五輪ではメダルセレモニーをやってほしい」など、祝賀コメントとともにドーピング違反による失格が確定するまでに10年以上の時間がかかったことに対する疑問の声も多く寄せられた。(翻訳・編集/川尻)
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