習近平国家主席は31日、北京の人民大会堂で中国を公式訪問中のスペインのサンチェス首相と会見しました。

習主席は席上、今年、中国とスペインが国交樹立50周年の年であることに触れたうえで、「この半世紀、双方は互いに尊重し、交流と対話を堅持し、互恵協力を積極的に展開し、全面的な戦略的パートナーシップを構築し、発展させてきた」と述べました。また「中国はより多くのスペインの質のよい商品を輸入する用意がある」として、スペインに対して、中国企業に公平的かつ公正なビジネス環境を整えるよう希望しました。その上で、「中国・欧州関係を発展させるには、欧州が戦略的自主を堅持する必要がある」と述べ、スペインが中国・欧州間の対話と協力を促進するために積極的な役割を果たすことに期待を寄せました。

これに対して、サンチェス首相は「スペインは中国と率直な意思疎通と対話を維持し、相互信頼を絶えず強化させ、二国間の互恵協力を深化させていく」と述べ、特に電気自動車やグリーンエネルギー、デジタル経済などの分野における協力を深め、気候変動などの国際問題や地域問題において意思疎通と協調を強化していきたい考えを示しました。

双方はまた、ウクライナ危機について意見を交換しました。（提供/CRI）