Record Korea 2023年4月5日(水) 7時0分
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4日、韓国・ヘラルド経済は「サムスン電子の中国市場での業績が悪化している」とし、「特にスマートフォンは赤字の水準だ」と伝えた。
2023年4月4日、韓国・ヘラルド経済は「サムスン電子の中国市場での業績が悪化している」とし、「特にスマートフォンは赤字の水準だ」と伝えた。
記事によると、サムスン電子中国販売法人(SCIC)は昨年の営業利益が43%減の2578億ウォン(約261億円)を記録した。かつて25兆ウォンを超えていた売上高は2兆8658億ウォンで、約10分の1に減った。昨年7~9月期までは累積損失も発生していたが、10~12月期に“販売総力戦”を展開したことで年間赤字はかろうじて免れたという。
中国市場での業績悪化には、スマートフォンの販売不振が大きく影響している。13年にはシェアが20%を上回り1位だったが、現在のシェアは0%台にまで落ちている。
中国では中国メーカーの製品と米アップルのiPhoneが絶対的な人気を誇っている。高高度防衛ミサイル(THAAD)配備などの影響で韓国製品不買運動が起きたことも追い打ちをかけた。さらに、サムスンスマホの偽物が現地で大量に流通していることも、販売不振の要因になっているとみられているという。
一方、アップルは最近、中国市場で25%のシェアを記録し1位になった。これによりサムスンが今年の世界のスマホ市場で1位の座をアップルに明け渡すとの予想も出ている。中国メーカーも中国市場にとどまらず、世界市場での「打倒サムスン」を目指しているという。
サムスンは「中国事業革新チーム」を立ち上げ業績回復を試みているが、容易でないとみられている。サムスンのスマホ部門トップの盧泰文(ノ・テムン)社長は「中国は非常に難しい市場であり、特化したシステムがある。慌てずにしっかり準備をして徐々に改善させていく」と話しているという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからは「なぜサムスンのスマホが売れないのか理解できない。どんな理由があれ、シェア0%はおかしい」「0%ということは現地の職員すら買っていないということだ」「中国市場から撤退するべき。赤字を出してまでいる必要ない」「中国市場で悩んでいる時間があったらインド市場に集中した方がいい」「われわれも見習って韓国製品を使おう。工場一つないiPhoneを使わずに」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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