中国外交部の毛寧報道官は3日の定例記者会見で、記者からの「中国は欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長が訪中すると発表したが、中国は現在の中欧関係をどのように見ており、今回の訪問にどのような期待を持っているのか」との質問に答えました。

毛報道官は、「今年は中国とEUの全面的な戦略パートナーシップの樹立20周年にあたる。中欧関係の健全で安定した発展は双方の共通の利益に合致し、世界の平和と安定に資する。国際情勢の激動と不安に直面する中で、世界の安全保障上の課題が続出し、経済回復の原動力が不足している。双方は相互尊重と互恵・ウィンウィンを堅持し、干渉と困難を克服し、共通認識と協力に焦点を当てるべきだ。中国はEUと共に、今回の訪問を契機として協力の潜在力をさらに発揮させ、世界的な課題に手を携えて対応し、混迷を深める世界により多くの安定性とプラスのエネルギーを注ぎ込んでいきたい」との考えを示しました。（提供/CRI）