中国ドラマのオリジナル脚本作品の注目作10選―台湾メディア

anomado    2023年4月6日(木) 23時20分

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3日、台湾のエンタメ・美容サイト「BEAUTY」は、注目すべきオリジナル脚本の中国ドラマ10作品を紹介した。写真は「愛情而已」。

2023年4月3日、台湾のエンタメ・美容サイト「BEAUTY(美人圏)」は、「原作小説の実写ドラマ化作品が多い中国ドラマだが、最近は原作を持たないオリジナル脚本の作品が高評価を得ている」として、オリジナル脚本のドラマで注目すべき10作品を紹介した。

1作目は、ウー・レイ(呉磊)とチョウ・ユートン(周雨彤)主演の「愛情而已」で、「配信開始後の評価も良く、ウー・レイとチョウ・ユートンが演じる「姉弟恋(中国語で年上彼女と年下彼氏のカップルのこと)」の演技も不自然さが無い。感情のストーリーラインや劇中のビジネス上の描写もリアルで、仕事熱心な人達の共感を呼ぶだろう」と紹介した。

2作目は、リウ・イーフェイ(劉亦菲)とリー・シエン(李現)主演のドラマ「去有風的地方」で、「キャストからシナリオまで、全てが黄金のラインナップと言えるだろう」「中国のドラマ・映画情報サイトの豆瓣(douban)では期待通り8.6点(10点満点)を獲得した」「ストーリーの店舗はゆっくりめで、リズムが早く、ベタなシーンが続く作品に慣れている視聴者は違和感を持っているようで、再生回数などデータ上はそれほどの結果を残していないが、シナリオの良さが口コミで伝わっており、視聴した人は軒並み高く評価している」と紹介した。

「去有風的地方」

3作目は、リャン・ジエ(梁潔)とツォン・シュンシー(曾舜晞)主演のラブコメディー「ハイ、ビーナス(我可能遇到了救星)」で、「昨年末にダークホースとして現れたこの作品は、そのシナリオに力がある。シナリオのリズムは早くもなく遅くもない。ベタ過ぎるシーンもなく、キャラクター設定もきめ細かい。主演の2人の演技も不自然さがなく、最終的に豆瓣では8.0点もの高得点を記録した」と紹介した。

「ハイ、ビーナス」

4作目は、ヤン・ミー楊冪)とシュー・カイ許凱)主演の「愛的二八定律」で、「プラットフォーム上の視聴予約で300万を突破するなど、少なくないファンを獲得し、主演俳優2人のコンビも話題を呼んだが、配信開始後に視聴者から『予告やポスターほどの恋人ぶりが演技から感じられない』などの不満がネットで多く挙がり、豆瓣(douban)の評価も5.9点しか獲得できず、最終的に尻すぼみになってしまった」と紹介した。

「愛的二八定律」

5作目は、シェン・ユエ(沈月)とチェン・ジョーユエン陳哲遠)主演の「我的反派男友」で、「同作は豆瓣で7.3点を獲得するなど評価が非常に高い。ストーリーの題材も新しく、主演俳優2人の間で繰り広げられるコメディーの面白さとラブストーリーの甘さに容赦がない。食事時に肩ひじ張らずに見るのにお薦めできる作品。ストーリー展開のリズム感も良く、ラストではチェン・ジョーユエン演じる小説から飛び出た男性キャラクターの設定の伏線回収もきれいにまとめている」と紹介した。

「我的反派男友」

6作目は、チョウ・ユートン(周雨彤)、レン・スーシー(任素汐)、スン・チエン(孫千)、バイ・ユーファン(白宇帆)らが主演の「我在他郷挺好的」で、「キャストの注目度は高くなかったが、同作のシナリオは内容が濃く、俳優陣の演技も際立っていて、視聴者を飽きさせない。豆瓣でも8.4点を獲得した。ストーリーもリアルで、女性同士の感情の動きの描写も真摯(しんし)で細かい。出だしから女友達の自殺という爆弾を投下し、真相追究の過程で自らを癒していくという、非常に感動的かつ温かみのある、決して見逃せない良作の一つ」と紹介した。

「我在他郷挺好的」

7作目は、チャン・シンチョン(張新成)とリャン・ジエ(梁潔)主演の「変成你的那一天」で、「配信開始当初の注目度が高くなかったのが残念過ぎる。同作は主演俳優2人の演技からシナリオまで文句の付け所がない。大人気男性アイドルグループのリーダーと女性芸能記者が乗り合わせたエレベーター事故により中身が入れ替わる内容のストーリーは、コメディーで温かみがある上に、芸能界での大小の出来事の描写の深さも併せ持っている。対立関係にあった主役の男女が恋人になる展開も、意外なほどに甘い」「特にヒロインの魂が入った男性を演じるチャン・シンチョンの演技は非常に生き生きとしていて、『主演女優賞』ものだ」と紹介した。

「変成你的那一天」

8作目は、韓国のガールズグループf(x)の中国人メンバーのビクトリア宋茜)と、ソン・ウェイロン(宋威龍)主演の「働く女子流ワタシ探し(下一站是幸福)」で、「姉弟恋カップルの代表作の一つと言っていい。主役2人の劇中の関係は非常に甘い。キスシーンも笑ってしまうほどかわいさにあふれている。ストレートな告白に視聴者は手も足も出ない。クライマックスに近づくにつれて、余分な脚色が入って、劇中の職場のシーンもあまり良くなかった。評価は尻すぼみになってしまったが、一つの甘いラブストーリーとしては良い作品と言える」と紹介した。

「働く女子流ワタシ探し」

9作目は、ティエン・シーウェイ(田曦薇)とリー・ミンドー(李明徳)主演の「如此可愛的我們」で、「同作のディレクターの撮影センスが、韓流ドラマの雰囲気を出していて非常に良い。幼なじみの5人組の日常生活をめぐって展開するストーリーは、笑いあり涙ありで視聴者の共感を呼ぶ。演者は全員新人ばかりだが、演技のレベルは堂に入っており、劇中のキャラクターのファンも増え、口コミの評価も高く、豆瓣では8.1点を獲得した」と紹介した。

「如此可愛的我們」

10作目は、タン・ソンユン(譚松韻)、チャン・シンチョン(張新成)、ソン・ウェイロン主演の「家族の名において(以家人之名)」で、「同作は多くのネットユーザーにとって、人生で最も印象に残る代表的な中国ドラマだろう。シナリオの充実ぶり、描写の温かさと細かさに愛情や友情の感情的要素を絡めたストーリーは、視聴者の笑いと涙を誘う。演者のキャスティングも、意外なほどキャラクターに合っている。一番年下のはずのソン・ウェイロンが兄貴分のキャラクターを演じ、一番年長の女性であるタン・ソンユンが妹分のキャラクターを演じるという設定は、どう考えても面白い。残念ながら豆瓣での評価は6.9点しか獲得できなかった。結末のテンポが早すぎて、描写も雑だったと感じたネットユーザーが多かったことが、同作の欠点だろう」と紹介した。(翻訳・編集/原邦之

「家族の名において(以家人之名)」

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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