CRI online 2023年4月4日(火) 16時50分
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アジア開発銀行は、アジアの新興国・地域の2023年と2024年の経済成長率はいずれも昨年の4.2%から大幅に上昇して4.8%になる見通しと予測しています。写真はインド。
アジア開発銀行(ADB)は4日、「2023年アジア経済見通し」を発表しました。この中で、アジアの新興国・地域の2023年と2024年の経済成長率はいずれも昨年の4.2%から大幅に上昇して4.8%になる見通しと予測しています。
ADBは、「中国とインドが今後この地域の経済成長を主に後押しする力になる。中国の2023年の経済成長率予想は5.0%で、2024年は4.5%、インドの2023年の経済成長率は6.4%で、2024年は6.7%、また、東南アジア地域全体の経済成長率は、2023年は4.7%、2024年は5.0%となる見通しだ。その一方で、地域全体のインフレ率は徐々に新型コロナウイルス感染拡大以前の水準まで低下し、アジアの新興国・地域のインフレ率は2023年は4.2%、2024年は3.3%になる見通しだ」としています。
さらに、ADBは、「今年と来年の経済成長の力強い回復の要因は、一部の地域で観光業が回復することと、送金と振替に対するニーズが堅調であること、中国の開放が観光業と貿易の発展をさらに促進することだ」と分析しています。
他方で、地域経済の発展には課題も残っています。ADBは、「ロシアとウクライナの紛争は依然として世界的なインフレを招き、金融引き締め政策を誘発する。欧米の一部の銀行は債務や金利の上昇リスクを抱えており、それらがアジア太平洋地域の金融安定を脅かす恐れもある。これらの課題を食い止めるために、アジア太平洋地域は緊密に結束し、金融リスク対応能力を強化していく必要がある」と指摘しています。(提供/CRI)
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