衛星インターネットの応用が加速、人々の生活にもたらす変化とは?―中国

人民網日本語版    2023年4月5日(水) 18時30分

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ますます多くの衛星が軌道に打ち上げられるのに伴い、中国の衛星インターネットの建設が加速している。

ますます多くの衛星が軌道に打ち上げられるのに伴い、中国の衛星インターネットの建設が加速している。これはどのようなネットワークで、その中の衛星には何ができるのだろうか。中央テレビニュースが伝えた。

簡単に言えば、衛星インターネットは衛星を接続手段とするインターネットブロードバンドサービスモデルだ。国家発展改革委員会は2020年に正式に衛星インターネットを新インフラに組み入れた。中国の衛星インターネットはわずか3年で重要なブレークスルーを実現した。単独の衛星がネットワーク構築衛星になり、衛星動画通話の時間も3分から30分以上に増えた。

中国はこのほど遠隔地で、低軌道衛星インターネットの電力通信分野における試験応用を初めて実現した。すなわち、地上通信基地局がなくても各種データ・画像を伝送できる。

大量のデータと音声・映像をリアルタイムで伝送し、電力通信分野でその力を存分に発揮できるほか、衛星インターネットの農業分野における役割も軽視できない。新疆ウイグル自治区の綿花栽培は毎年、気温が比較的高い天山の南から天山の北にかけて次々と開始される。トムシュク市の嘉和鎮では、数台の大型播種機が耕地で忙しく稼働していた。北斗測位自動運転技術を採用した同播種機は、事前に設定された播種ルートに沿い正確な量の播種を行えるだけでなく、点滴灌漑テープとマルチシートの敷設の全プロセスにわたる機械化を一度に実現できる。直線の誤差は2cm以下で、綿花のその後の機械化農地管理・収穫が一層行いやすくなる。

国家航天局は22年11月に複数の機関と共同で「国連・中国の宇宙探査とイノベーションのグローバルパートナーシップに関するシンポジウム」を開催した。同シンポジウムで発表された情報によると、中国の当時までの軌道上で安定的に運営中の宇宙インフラ衛星は300基余りで世界2位だった。すでに静止軌道から低軌道衛星クラスター、可視光線から赤外線、マルチスペクトルからハイパースペクトル、光学リモートセンシングからレーダーリモートセンシングの地球観測能力を実現し、中国の高分解能地球観測システムの基幹ネットワークを構築した。陸地資源環境、海洋監視・モニタリング、天気・気候観測など複数の衛星ネットワークのプロジェクト立ち上げと建設を牽引し、衛星通信、衛星リモートセンシング、衛星測位を主体とする天地一体化国家宇宙インフラ体制の構築を推進した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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