清明節のお墓参りに新スタイル、北京でデジタル墓園を導入

CRI online    2023年4月4日(火) 22時50分

拡大

「デジタル埋葬ホール」は今年から始まった新たな形の埋葬方式で、わずか十数平方メートルの空間に150基以上の立体墓碑が設置されています。

4月5日は中国の清明節で、先祖のお墓に参るのが慣わしです。北京市豊台区にある太子峪霊園は今年の初めに設置されたデジタル霊園で、中国の伝統的な建物である「四合院」のスタイルを踏襲して作られており、敷地面積は290平方メートルあります。霊園にはレセプションホールやセレモニーホール、デジタル埋葬ホールが設置され、1000基以上のデジタル墓碑を安置することができます。霊園ではお茶・茶菓子の提供や音楽、ブックカフェなどの多様なサービスも提供されます。

「デジタル埋葬ホール」は今年から始まった新たな形の埋葬方式で、わずか十数平方メートルの空間に150基以上の立体墓碑が設置されています。1基には骨箱を収めるスペースが二つあり、2人分の骨つぼが一緒に収められるようになっています。こぢんまりとしたスペースには美しい祭壇、灯明も施され、扉の背後には、親族が故人をしのべるよう、故人の生前の映像を映し出すディスプレイが設置されています。

北京在住の陳さんは記者のインタビューに答え、「このデジタル霊園に入ると、冷たい感じではなく、温もりを感じる。この埋葬方式はとても人間味があり、科学技術を通じて、亡くなった家族をよりいっそうしのぶことができ、良い家風を代々受け継ぐことができる。年を取って外出が不自由になっても、家に居てオンラインでお墓参りをすることもできる」と話しました。

北京のデジタル霊園は今年1月1日に正式に運営を始めて以来、これまでにおよそ300世帯がデジタル墓園を選択しています。(提供/CRI

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携