「化粧品で流産した」と涙する女性、検査したら基準値の34万倍の水銀―中国

Record China    2023年4月5日(水) 19時0分

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中国・陝西省西安市の女性が、ある化粧品を使っていたところ流産したと訴えている。

中国・陝西省西安市の女性が、ある化粧品を使っていたところ流産したと訴えている。中国メディアの頭条新聞が5日付で伝えた。

報道によると、何(ハー)さんは数年前に友人の勧めでSNSを通じて販売していた某化粧品を購入、使用していたところ体調を崩して入院し、その後流産したという。

何さんは「多くの人がまだこの化粧品を使っています。毒入りの化粧品です。私自身、入院中に、流産しました」と涙ながらに語った。何さんの友人の一人も「使った時に痛みを感じて、その後、口内炎ができ、甲状腺がんが見つかりました」と語ったほか、他の友人らも被害を訴えている。

化粧品を怪しんだ何さんと友人らが検査に出すと、基準値のおよそ「34万倍」の水銀が検出されたという。使用していた期間に体調不良などはあったものの、まさか化粧品が原因だとは思わなかったとのこと。

何さんは「この化粧品は『漢方を配合している、交通大学第二付属医院の看護師も使っている』とうたっていましたが誇大広告だと思います。販売していた人は必ず『大豆1.5個分』の量で使用するように強く言っていました。それはつまり、事前にこの製品が危険だということを知っていたということです」と語った。

何さんらは現在、地元の裁判所に訴えを起こしているという。

中国のネットユーザーからは「妊娠しているのに正規品を使わず、何か分からない製品を使うなんて注意力がなさすぎじゃないか」「まだこういうのにだまされている人がいるとは」「SNS経由で商品を買ったことは私はない」「国内外のさまざまなブランドが実現できない効果を、聞いたこともないブランドが実現できると思うか?」など、何さんらの落ち度を指摘する声が多く寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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