<卓球>スキャンダルの張継科、過去にも数々の問題行動=父親も苦言「他人の意見を聞かない」

Record China    2023年4月5日(水) 21時0分

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中国メディアの新京報は4日、スキャンダルに見舞われている卓球選手の張継科(ジャン・ジーカー)について、「これまでも決しておとなしい選手ではなかった」との記事を掲載した。

中国メディアの新京報は4日、スキャンダルに見舞われている卓球選手の張継科(ジャン・ジーカー)について、「これまでも決しておとなしい選手ではなかった」との記事を掲載した。

ロンドン五輪男子卓球シングルスで金メダルを獲得するなど確かな実力と甘いマスクで人気の張継科についてこのほど、「賭博などによって多額の借金を抱え、債権者に元交際相手の人気女優ジン・ティエン(景甜)のプライベートな動画を渡した」との疑惑が浮上、中国では連日この話題で持ちきりとなっている。

記事は、今回のスキャンダルに言及した上で「張継科はいわゆるおとなしい選手ではない」とし、以前張継科の父親がインタビューで「我が強い。自分が正しいと思えば他人の意見を聞かない。この性格は諸刃の剣だ」と語っていたこと紹介し、張継科の過去の問題行動を振り返った。

1つ目は代表入り2年目に省チームに戻されたこと。2002年3月、当時14歳の張継科は中国代表の2軍チームに入り、1年足らずで1軍に昇格した。しかし、04年10月に「規則に違反した」として山東省チームに戻されることに。06年には中国国内大会でベスト8に進出し、代表に復帰した。

2つ目はコーチのタイムアウトを拒否したこと。09年の世界選手権の選抜試合でコーチからタイムアウトの声がかかったが張継科は台から離れようとせず。試合後、劉国梁(リウ・グオリアン)監督は「前代未聞」と非難、張継科は2大会への出場が認められず、世界選手権の出場資格も失った。

3つ目はユニフォーム破り。張継科は11年の世界選手権ロッテルダム大会男子シングルスで優勝し、三大大会初優勝を飾った。しかし優勝直後、興奮して自らのユニフォームをビリビリに引き裂いたことが品位を欠くと問題視された。張継科は17年のワールドカップ(W杯)でもユニフォームを破っている。

4つ目は入れ墨。11年末にパリで行われたW杯で優勝した際、ユニフォームを脱いだことで背中にワシの図柄と「Persistence(継続)」の文字の入れ墨が入っていることが初めて明らかに。張継科は「自分に鞭打って、より高く跳ぶため。他の意味はない」と語った。なお、父親は「多くの中国人はこうしたことは好まない」と賛成していないことを明かしていた。

5つ目は看板破壊。14年にデュッセルドルフで行われたW杯決勝で馬龍(マー・ロン)に勝利した張継科は気持ちが高ぶり、スポンサーの看板を蹴って破壊。国際卓球連盟(ITTF)から優勝賞金を没収された。劉国梁監督は張継科を厳しく批判し、「恥ずかしい。監督の責任でもある」と謝罪した。

6つ目は契約問題からリーグ戦への出場を拒否したこと。15年のスーパーリーグで山東魯能卓球クラブがなかなか自分と賞金に関する契約を結ばないことに不満を持ち、第9節の試合に出場することを拒否、会場にも姿を現さなかった。これにより、国家体育総局は張継科とクラブそれぞれに5万元の罰金を科した。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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