兵馬俑の指もぎ取り事件、米国人被告が罪を認める―中国メディア

Record China    2023年4月7日(金) 11時0分

拡大

中国メディアのVista看天下は6日、米フィラデルフィアのフランクリン科学博物館で展示された中国の兵馬俑の指が折られ持ち去られた事件で、「米国人のマイケル・ロハナ被告が罪を認めた」と報じた。

中国メディアのVista看天下は6日、米フィラデルフィアのフランクリン科学博物館で展示された中国の兵馬俑の指が折られ持ち去られた事件に進展があり、「米国人のマイケル・ロハナ被告が罪を認めた」と報じた。

2017年、当時酒に酔っていた同被告は同博物館内で展示されていた兵馬俑1体の親指を折り持ち去った。19年に米裁判所で開かれた初公判で同被告は「泥酔状態での愚かな行為だった」とし、なぜ指を折ったのかについては「記憶にない」と証言。陪審員12人のうち7人が無罪と判断したものの、最終的に意見が一致しなかったことから審議無効となった。その後、新型コロナウイルスの感染拡大もあり、審議は先延ばしにされていた。

報道によると、同被告が「州間貿易における考古学的資源の密輸」の容疑を認める代わりに検察が一部容疑を取り下げることで合意。同被告は今月17日に出廷して判決を受ける予定で、最高で禁固2年と罰金2万ドル(約260万円)が科せられるという。なお、Vista看天下はこの刑罰について「比較的軽い」と不満を込めて報じている。

中国のネットユーザーからは「なぜ一部の容疑を取り下げたんだ!」「禁固2年は確かに軽すぎる」「歴史的な文化財の価値が分からないのか」「欧米は治安に対して自信過剰ではないか。きちんと保護する措置をしていないとは」「米国で展示する上にそんなに近い距離に置いたのが問題。陝西省の兵馬俑でも触れるほど近くには行けないというのに」など、憤りの声が上がっている。(翻訳・編集/北田


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携