習近平国家主席は6日午後、フランスのマクロン大統領との会談後、共同で記者会見を行いました。

習主席は、「われわれは中仏が安定、互恵、開拓、向上という中仏包括的戦略パートナーシップの大きな方向性を堅持し、中欧関係に新たな風を吹かせ、国際社会が協力して世界的な課題に対応する上で新たな貢献をすべきだとの認識で一致した」と指摘しました。

習主席はさらに、「われわれは、以下の面について共同で行うことで一致した：一つ目は、二国間関係の安定を維持すること。両国元首の緊密な意思疎通を維持し、中仏戦略、経済財政、人文交流の三つの分野でハイレベルな対話メカニズムの新たな会議を年内に開催し、立法機関、軍などの物理的な交流を早急に再開する。双方は互いの主権と領土保全を尊重し、互いの核心的利益を尊重することを再確認した。二つ目は、互恵・共同発展を堅持すること。双方は航空宇宙、民生用原子力などにおける従来からの協力を深め、グリーン発展、科学技術革新などの新たな協力成長ポイントを育成する。三つ目は、人文交流を全面的に再開すること。双方は文化、教育、言語、出版、映画・ドラマ、観光、地方、青年などさまざまな分野の交流を推し進め、2024年のパリ五輪を機にスポーツ面での協力を深めていく。四つ目は、相互に支持し合いながら、グローバルガバナンスの整備を推進していくこと。中国とフランスは引き続き世界の多極化と国際関係の民主化を支持し、冷戦思考と陣営間の対立に反対し、さまざまなグローバルな課題に手を携えて対処していく」と強調しました。（提供/CRI）