広東省深セン市西涌コミュニティーがこのほど、「ダークスカイ・コミュニティー」として認定され、中国で初のダークスカイ・コミュニティーとなった。深センの南東端に位置する西涌ダークスカイ・コミュニティーは、総面積が約10．9平方キロメートル、市街地から直線距離で約60キロメートル離れており、深センで最も整備された自然生態系を擁している。人民網が伝えた。

「ダークスカイ・コミュニティー」は、夜空の保護に顕著な貢献をした町や市といった自治体単位に与えられる認定。認定されるためには、安全な暮らしと生産活動を保障するという前提のもと、コミュニティー内の照明を改良し、不要な照明を極力減らし、都市開発プロセスに「自然な夜空」というコンセプトを組み込み、夜間の光害によるダメージを防ぐといった取り組みが必要となる。深センでは、2021年からダークスカイ・コミュニティーの建設をスタートさせていた。改造後の西涌コミュニティーでは、蛍の生息数が大幅に増加し、すでに天体観測の聖地として知られるようになっている（提供/人民網日本語版・編集/KM）