吉利科技集団傘下の沃飛長空科技（成都）が開発した電動垂直離着陸が可能な有人航空機「AE200」の型式証明審査委員会の第1回会議並びに特定項目証明審査計画の調印式が6日、四川省成都市で行われた。「AE200」は、沃飛長空が都市部での低空飛行による移動の応用実施のために打ち出したソリューションだ。

沃飛長空の費嵐（フェイ・ラン）マーケティングディレクターは、「この『空飛ぶ車』の主な利用シーンは都市内の交通および短距離の都市間交通で、航続距離はおよそ200-300キロメートルになる。現時点ではこうしたシーンで利用される交通手段は自動車だ」と述べた。これはつまり、沃飛長空の「AE200」は将来的に現在の一般的な自動車の交通機能を担うようになるということだ。

「AE200」は「1＋2＋2」の配置を採用し、運転手1人と乗客4人を乗せることができる。費氏は、「量産化された後、AE200の運賃はハイヤー運賃の約2～3倍ほどになる。将来は『空飛ぶタクシー』を呼ぶことが、現在のオンライン配車と同じようなものになるだろう」と述べた。関係責任者は、「2030年までに、市民が『空飛ぶタクシー』を利用できる見込みだ」と述べた。（提供/人民網日本語版・編集/KS）