中国最大の内陸湖・青海湖の解氷始まる

人民網日本語版    2023年4月10日(月) 21時30分

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青海省気象科学研究所はこのほど、中国最大の内陸湖・青海湖の南西部の鉄布卡湾と海西島付近にはまだ少量の流氷があるものの、大規模な解氷が始まったことを明らかにした。

青海省気象科学研究所はこのほど、5日の中国の環境衛星リモートセンシングモニタリングデータによると、中国最大の内陸湖・青海湖の南西部の鉄布卡湾と海西島付近にはまだ少量の流氷があるものの、大規模な解氷が始まったことを明らかにした。その面積は湖の総面積の10%を上回り、関連の基準に基づいて、5日に正式に解氷が始まったことが宣言された。人民網が伝えた。

衛星モニタリングによると、3月17日、青海湖で氷が解け始め、3月中・下旬と4月初めに強風となった影響で、解氷の進行が加速した。2022年と比べると16日遅く、2013年から2022年までの10年間の平均と比べると20日遅い解氷宣言となった。青海省気象台の予報によると、青海湖エリアでは今後も数日は、6-7級(10.8-17.1m/s)の強風となるほか、気温が少しずつ上がる見込みで、解氷がさらに進むことになりそうだ。4月中旬には、氷が完全に解けると予想されている。

西蔵高原(チベット高原)北東部に位置する青海湖は毎年冬至前後になると、5カ月に及ぶ全面結氷期に入る。そして、翌年の4月初め頃になると、高原で春の風が吹き、氷が少しずつ解け始める。

青海省気象科学研究所のエンジニア・王[吉吉](ワン・ジャー)氏によると、青海湖の解氷には、気温が上がるにつれて氷が少しずつ解ける「文開」と強風の影響で氷が割れる「武開」がある。「文開」の場合、凍結した湖面が次第に解けていき、青い湖と青い空がコラボレーションする神秘的な景色が広がる。一方、「武開」の場合、割れた氷が風に吹かれて、押し合いながら岸に打ち上げられ積み重なっていき、その時にゴロゴロと鳴る雷のような大きな音があちらこちらで響きわたり、その音はたくさんの馬が疾駆している音にも聞こえるという。このように「文開」は神秘的な自然の素晴らしさを感じさせ、「武開」は圧巻の壮大な景色を見せてくれる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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