中国映画界を代表する巨匠チャン・イーモウ（張芸謀）監督が初めてネット配信ドラマの制作を手がけることになり、今年9月にもクランクイン予定となっている。

国営テレビ・中央電視台（CCTV）の映画チャンネル「電影頻道（CCTV-6）」が主催する映画の祭典・中国電影大数据盛典が今月9日、湖北省で授賞式を開催。このセレモニーに出席したチャン・イーモウ監督が今後の計画の一部を説明し、ネット配信ドラマへの挑戦を明らかにした。

中国メディアによると、ドラマのタイトルは「英雄聯盟（仮）」で、1話45分で全40話構成となる予定。19年のヒット作「Go！Go！シンデレラは片思い」をはじめ、これまで数々の作品が作られているeスポーツの世界を舞台にした作品になるという。チャン・イーモウ監督自身は、これまでとは大きくイメージの違う、クールで爽快な作品にしたいと語っている。

なお、今年のチャン・イーモウ監督は、1月22日から公開されている映画「満江紅」の興行収入が、すでに45億4500万元（約882億円）を突破し、中国映画市場の歴代興収ランキングで現在6位につけるヒットを記録。監督にとっても歴代最高のヒット作となっている。(Mathilda)