日本を旅行した台湾人男性が心温まるエピソードをSNSに投稿し、反響を呼んでいる。

このほど4泊5日のツアーで日本を旅行した投資家の「権証小哥」さんは、9日にフェイスブック上で「3日泊まった（北海道の）ホテルのルームメイクスタッフに感謝の気持ちを込めて台湾から持ってきたパイナップルケーキ（鳳梨酥）を送った。その後、（外出して）部屋に戻ってきたらこの千尋のイラストを見つけた」とつづり、1枚の写真を添付した。

写真には、ホテルのメモ用紙にスタジオジブリの映画「千と千尋の神隠し」の主人公・千尋のイラストと、吹き出しに“Thank you Castella！Enjoy your trip！”（カステラありがとうございます。ご旅行を楽しんでください）の文字が書かれている様子が写っており、「権証小哥」さんは「本当にすごいよ」と感嘆している。

この投稿に、ネットユーザーからは「素晴らしい」「善意の循環だね」「本当によく描けてる」「純粋な気持ち」「どうやら湯婆婆の湯屋に迷い込んでしまったみたいだね（笑）」「千尋がルームメイクを担当したのなら間違いないね。きっと描くキャラクターを選んだのだと思う」「千尋の恩返しだ」「鳳梨酥は民間外交の素晴らしい助っ人」「今度北海道に行ったらこのホテルに泊まるよ」といったコメントが書き込まれた。

このほか、台湾メディアのNOWnewsによると、「権証小哥」さんは今回のツアー代金が航空券込みで2万台湾ドル（約8万7500円）ほど（自由行動や食事は別途自己負担）で台湾内の旅行と比べてかなり安かったことを明かし、「日本旅行はコストパフォーマンスが違いすぎる」と語ったという。（翻訳・編集/北田）