AIビッグモデル「風烏」、世界の10日間以上の天気予報を実現―中国

人民網日本語版    2023年4月13日(木) 8時30分

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上海人工知能実験室は中国科学技術大学、上海交通大学、南京信息工程大学、中国科学院大気物理研究所、上海中心気象台と共同で世界中期天気予報ビッグモデル「風烏」を発表した。資料写真。

上海人工知能(AI)実験室が8日に明らかにしたところによると、同実験室は中国科学技術大学、上海交通大学、南京信息工程大学、中国科学院大気物理研究所、上海中心気象台と共同で世界中期天気予報ビッグモデル「風烏」を発表した。同モデルは30秒で今後10日間の世界の高精度天気予報結果を提供できる。新華社が伝えた。

天気予報任務の中で、世界中期天気予報は重要予測任務の一つで、今後14日間内の大気システムの状態予測を目標とするものだ。上海AI実験室の若手科学者の白磊(バイ・レイ)氏は、「風烏は強力で効果的な世界中期天気予報のAIアーキテクチャを提供している。その先進性は、予報精度、予報時間、資源効率の3点に現れている」と述べた。

予報精度の面では、風烏は従来の物理モデルと比べ誤差が19.4%低下。予報時間の面では、風烏はデータ再分析により10.75日を達成。資源効率の面では、既存の物理モデルは往々にしてスパコンで実行されるのに対し、風烏AIビッグモデルはシングルGPUのみで実行でき、30秒で今後10日間の世界の高精度天気予報結果を提供できる。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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