ディオールの広告がまたアジア人差別?物議醸し削除―中国メディア

Record China    2023年4月12日(水) 16時0分

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11日、頂端新聞は、仏ファッションブランド・ディオールの広告写真が中国で再び物議を醸し、写真が削除されたと報じた。

2023年4月11日、頂端新聞は、仏ファッションブランド・ディオールの広告写真が中国で再び物議を醸し、写真が削除されたと報じた。

記事は、ディオールが先日公式SNSアカウント上で化粧品の新製品シリーズの宣伝写真3枚を公開したと紹介。1枚の写真はヒョウ柄の背景の中でヒョウ柄のペイントをしたアジア系とおぼしき女性モデルが顔の前でクロスさせた両手に持った「クリスチャン・ディオール」と書かれたスマートフォンケースのようなもので鼻と口を隠し、前髪とスマホケースのわずかな隙間から鋭い眼光を向けるデザインになっており「いささか恐怖を覚える」と評した。また、別の1枚はアップで映る左目の外側を中指でつり上げるような構図になっているとし「国際的な慣例では、目の端をつり上げる動作はアジア人への差別とされる」と指摘した。

そして、これらの写真が中国のネット上で物議を醸し、多くのネットユーザーから「この写真はどういう意味なのか分かってやっているのか。人種差別だ」といった非難が寄せられたとしている。

記事によれば、ディオールのSNSアカウントではもともと3枚だった広告写真のうち、問題とされた1枚が削除され2枚になっていたという。しかし、ファッション雑誌ボーグの公式サイト上では依然として同じ写真が存在しているとのことだ。

記事は、ディオールにアジア人差別疑惑が持ち上げるのは今回が初めてではないとし、過去にもつり上がった細目のモデルを意図的に起用し、封建時代を想起させるような衣装の広告写真を発表するなどしてその都度中国のネット上で激しい抗議を受けてきたことを伝えている。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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