竹筒入りミルクティーが中国で突然大人気のわけは?

人民網日本語版    2023年4月13日(木) 12時30分

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今年の春は、竹筒の容器に入ったミルクティーが中国で大人気だ。

今年の春は、竹筒の容器に入ったミルクティーが中国で大人気だ。ミルクティーや飲料を竹筒の中に入れ、ホイップクリームをたっぷりのせ、砕いたクッキーをトッピングすると、竹筒入りミルクティー飲料が出来上がる。これを手に持って景勝地で撮った写真が、各大手SNSに次々とアップされている。SNSメディアの世界で縦横に遊ぶ消費者にとって、重要なのはミルクティーの味ではなく、ミルクティーがきれいに写真に収まる風景がどこにあるかということだ。

この大人気商品は、取扱店舗にかなりの収入をもたらしている。1日の1店舗の取引件数が1000件を超え、売り上げが4万元(約80万円)以上という店もある。竹筒ミルクティー店の店員は「ピーク時には1日に1000杯以上売れる」とした。竹筒ミルクティーの店頭販売価格は1杯35元(約700円)というところが大部分を占め、中には1杯46元(約920円)というところもある。

竹筒ミルクティーは相当な売り上げに達することから、「加盟店開設」、「ラベル印刷」、「竹筒の卸売」など関連事業も大きく飛躍し、竹筒販売代理店は1カ月に竹筒を10万個以上売り上げるという。

竹筒ミルクティーの人気に対し、盤古智庫の江瀚(ジアン・ハン)シニア研究員は、「実際には、これは正常な現象だ。この現象から、新スタイル茶飲料の競争においては、数年ごとに大人気商品アイテムが登場するということが分かる。かつて流行した『今秋1杯目のミルクティー』もそうした大人気商品だ。現在人気の竹筒ミルクティーは、実際には提供スタイルの面でのイノベーションでもある」との見方を示した。

業界関係者は、「多くのネットで爆発的な人気が出た商品と同じように、竹筒ミルクティーはしばらく流行した後、徐々に人々の視界から消えていくだろう」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)


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