CRI online 2023年4月12日(水) 17時50分
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北京動物園で飼育されている世界最高齢のトキの「平平」が、このほど37歳の誕生日を迎えました。
北京動物園で飼育されている世界最高齢のトキの「平平(ピンピン)」が、このほど37歳の誕生日を迎えました。人ならば100歳以上に相当し、これまで世界最高齢だった日本で飼育されたトキの「キン」の記録である36歳を上回りました。
「平平」は1986年4月9日に中国北西部の陝西省漢中市洋県で生まれ、北京動物園に移され、同じく洋県で生まれたトキの「青青(チンチン)」とつがいになりました。2羽の間には計27羽のトキが誕生しました。2羽から多くの子が生まれたことは、中国初のトキの人工飼育作業に重要な意義があったとされます。
洋県では1981年、発見された7羽のトキのうち、1羽のひな鳥が巣から落ちたため、北京動物園に運ばれて救護されました。それ以来、1980年代には「平平」と「青青」など6羽が洋県から北京動物園に運ばれ、中国初のトキの人工飼育個体群が形成されました。
トキは一夫一婦制であり、2歳には成熟して、その後は毎年2個から4個の卵を生みます。孵化までには28日間、ひなを育てるには45日間が必要です。トキの両親は交代で孵化と育児を行います。
トキの羽は本来白とピンクですが、繁殖期に入ると頭や首、肩の部分から黒い粒状の粘着物が出て、頭から肩にかけて濃い灰色になります。分泌物による色の変化であり、羽の変化ではありません。トキ繁殖飼育センターの責任者によりますと、色の変化はトキが繁殖期において自らを保護する現象で、色を変えることによって周囲の環境と融け合って、危険性を減らす意味があるとのことです。(提供/CRI)
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人民網日本語版
2023/4/12
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