CRI online 2023年4月12日(水) 17時20分
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中国東方電気集団はこのほど、傘下の東方電気集団東方ボイラーが世界的にも大型の、出力4メガワットのケミカルループ燃焼実証装置を中国南西部の四川省徳陽市で完成させたと発表しました。
中国東方電気集団はこのほど、傘下の東方電気集団東方ボイラーが世界的にも大型の、出力4メガワットのケミカルループ燃焼(CLC)実証装置を中国南西部の四川省徳陽市で完成させたと発表しました。今後の試験研究の展開に向け堅固な基礎が固まったとのことです。
工業生産によって排出される二酸化炭素をさまざまな方法で回収し、貯蔵あるいは利用することを二酸化炭素回収・貯蓄(CCS)と呼びます。ケミカルループ燃焼技術は低コストを実現するCCSの新たな技術で、東方電気集団東方ボイラーが完成させた装置は新たな技術を獲得するための道筋を提供するだけでなく、従来のCCSと比べて、コストを3分の1に圧縮できます。このケミカルループ燃焼実証装置では、燃料と空気が燃焼過程で直接接触せず、反応器内で高濃度の二酸化炭素の煙を直接に捕獲します。この技術により、従来は10%以上だったCCSによる電力供給損失率を4%以内に低減させ、コストを効果的に削減することができるとのことです。
ケミカルループ燃焼技術はまた、電力、熱供給、石油化学、化学工業、石油・ガスなどの二酸化炭素の高排出業界の大規模な炭素回収に応用できます。この実証装置の完成は、新型炭素捕捉技術の実験室から産業への大規模応用を推進する上で重要な意義を持ちます。(提供/CRI)
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人民網日本語版
2023/4/12
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