日本から台湾に戻ると驚く「逆カルチャーショック」8つ―台湾メディア

Record China    2023年4月15日(土) 21時0分

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台湾版ヤフー・Yahoo!奇摩に10日、日本で生活する台湾人が台湾に戻った時に感じる「逆カルチャーショック」8つを紹介する記事が掲載された。写真は台中。

台湾版ヤフー・Yahoo!奇摩に10日、日本で生活する台湾人が台湾に戻った時に感じる「逆カルチャーショック」8つを紹介する記事が掲載された。

記事は、日本に長期滞在して日本での生活に慣れると、台湾に戻った時に不慣れな思いをすることがあるとし、それを「逆カルチャーショック」と呼ぶと説明。在日台湾人が陥った「逆カルチャーショック」を紹介した。

1つ目は「台湾MRT(都市鉄道)では飲食は禁止だが通話は可能である」こと。記事は30代女性が「MRTの飲食禁止は単なるマナーではなく罰則付き。日本でも電車内で飲食をしている人はあまり見かけないが、それはあくまでマナー。MRTでは水も飲めないのでつらい。一方で電話をするのは問題なく、いつでも騒がしいので慣れない」と語ったことを紹介した。

2つ目は「列車が平気で20分遅れる」こと。記事は20代女性の話として、「数年前に台湾に戻ったら、20~30分遅れが当たり前だった。日本の電車はラッシュアワーや人身事故などを除いてほぼ時間通りに運行され、遅れた場合も乗客にその原因を知らせてくれる」と説明。「台湾の新幹線やMRTもそれほど頻繁に遅れないと思うが、台湾鉄路の区間列車は確かによく遅れる印象がある」とした。

3つ目は「バスの運転手が待ってくれない」こと。記事は30代女性の話として、「日本のバスは安全のためにバスが完全に停止してから席を立つよう呼び掛けている。運転手は乗客が降りるのを辛抱強く待つが、台湾の運転手はそうではなく、バス停に着く前に乗客は動き出し、止まると一斉に飛び降りていく。もたもたしているとバスは発車してしまう」と紹介した。

4つ目は「賃貸物件にキッチンがあるとは限らない」こと。記事は30代女性の話として、「日本の賃貸物件はどんなタイプでもほとんどの場合キッチンが設置されているが、台湾ではそれは当たり前ではない。自炊したい場合はきちんとキッチン付きの物件を探さなければならない」と説明。背景に台湾では外食文化が発達していることなどを挙げた。

5つ目は「書店ではみんな床に座って本を読んでいる」こと。記事は20代女性の「誠品書店のような大きな書店でも、店内では多くの人が床に座って本を読んでいる。読んでいるのはもちろん未購入の本。台湾に戻った時に見てびっくりしたが、よく考えると自分も学生時代に同じことをしていたと思う」とのコメントを紹介し、「日本では立ち読みはあるが床に座って読む人はあまり見られない。しかし、台湾ではこれが一般的なようで店員も普通にしている。お金のない学生は仕方がないが、社会人であればやはり購入して読むべき」と伝えた。

6つ目は「台北駅がピクニック会場になっている」こと。記事は20代女性の「台湾最大の駅なのに1階のロビーでは床に座ってマクドナルドや弁当を食べている人たちがいて、思わずここはピクニック会場なのかと突っ込みたくなった」との体験を紹介。「近年、東南アジアからの移民が増加傾向にあり、これも新しく入ってきた文化の一つかもしれない」としながらも「他人に迷惑をかけさえしなければいいのでは」と寛容な姿勢を示している。

7つ目は「トイレにトイレットペーパーが備え付けられているとは限らない」こと。記事は20代男性が「日本のトイレには基本的にトイレットペーパーが置かれているし、もしない場合は注意書きもある。台湾の公衆トイレは“もしあればありがたい”という感じ。この前久しぶりに台湾に帰って驚いた」と語ったことを紹介した。

8つ目は「中性的なファッションの女性が多い」こと。記事は20代女性の「台湾には中性的な格好をした女性が多く、日本に長く住んでいると(戻った時に)新鮮な感じがする。思い返すと台湾は実際そうだったと思う。日本では女性らしい女性が多い。また、台湾では手をつないで歩いている同性のカップルをよく見かける」との意見を取り上げ、「確かに台湾では日本のように女性らしい格好をしなければならないというプレッシャーは感じない」としたほか、「台湾のジェンダー平等は日本より先を行っており、他人と違うことを恐れることなく自分らしく生きることができる」とも伝えた。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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