中国マラソン大会がアフリカ人選手の「金鉱」に―中国メディア

Record China    2023年4月16日(日) 7時30分

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13日、観察者網に、中国のマラソン大会がアフリカ人の「金鉱」になっているとする文章が掲載された。

2023年4月13日、観察者網に、中国のマラソン大会がアフリカ人の「金鉱」になっているとする文章が掲載された。

文章は、中国でのマラソン大会が年々急増しており、2015年の134回から19年には1828回にまで増加したと紹介。20年の新型コロナ感染拡大で激減したものの、今年に入って続々と大会が復活しているとした。そして、盛んに行われる中国でのマラソン大会にケニアとエチオピアを中心としたアフリカの選手が積極的に参加し、上位を独占していると伝えた。

文章によれば、3月19日に行われた無錫マラソンでは男子の優勝がケニアの選手で、女子は2位、3位がエチオピア選手だったほか、同日に開催された重慶マラソンでも男女各3位までの6人中5人がケニア、エチオピアの選手で占められた。また、今月2日の厦門マラソンでは男子上位8人が全員アフリカ勢で、このうち優勝者を含む5人がケニア選手、女子も上位5人をアフリカ勢が独占し、優勝者を含む4人がエチオピア選手だったという。

アフリカの選手が続々と中国にやってきてマラソン大会に出場する大きな理由について記事は「彼らの目標はただ1つ、賞金だ」としている。例えば今回の重慶マラソンでは優勝者に15万元(約290万円)、準優勝者には10万元(約194万円)、3位には5万元(約97万元)が与えられるほか、8位までの選手に賞金が出たが、ケニアの一般的な月収は1万〜1万2000円程度であり、重慶マラソンで優勝すれば何十年分もの稼ぎになり、8位でも数年分の給料と同じ額がもらえることになるという。

文章は、ケニアの首都ナイロビにある別荘地域にある別荘の大部分はトップクラスのマラソン選手が建てたもので、同国西部には過去に40人余りの世界チャンピオンランナーを生み出したと言われるエルドレットという小さな町があると紹介。現地の人々はマラソンが自分の運命を変えるチャンスだと捉えており、家族の大きな期待をも背負って日々過酷なトレーニングに励んでいると伝えた。(翻訳・編集/川尻


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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