人民網日本語版 2023年4月14日(金) 20時30分
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浙江省徳清県にある浙江省トキ救急保護基地で12日早朝、職員が今年初めて人工孵化に成功したトキのヒナにエサを与えていた。
浙江省徳清県にある浙江省トキ救急保護基地で12日早朝、職員が今年初めて人工孵化に成功したトキのヒナにエサを与えていた。中国新聞網が伝えた。
育すう器の中では、満腹になったトキのヒナが時々頭を揺らし、目を閉じた状態で満足そうな顔をしていた。
浙江省トキ救急保護基地の職員・袁李瑩さんによると、この「1号」のトキのヒナの卵は今月10日早朝に割れ始め、その後約27時間をかけて翌日午前9時ごろには完全に殻から出てきたという。その時の体重は51グラムだった。
袁さんは、「孵化は比較的順調で、人は関与しなかった。人工繁殖したヒナは孵化してすぐに給餌してはいけなく、18~20時間たってから与える。そのため、12日が初めての給餌となった」と説明する。
袁さんによると、ヒナは元気に育っており、約40日間にわたり職員が給餌を続け、生きたドジョウを自分で食べることができるようになってから、繁殖ケージで「巣立ち」を目指すという。
浙江省トキ救急保護基地は今年、近親交配を避けるために、人工繁殖した全てのトキのDNAを調べ、それに基づいて再ペアリングを実施する計画という。 再ペアリングすると、トキが産む卵の数が増えるほか、受精率が高まると見られている。人工孵化による今年初のトキが誕生し、人工繁殖にとっては幸先の良いスタートとなった。孵化の季節が終わる頃には、同基地のトキの数は700羽と、過去最多に達する見込みだ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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