人民網日本語版 2023年4月17日(月) 10時30分
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外需が全体的に低迷する中でも、中国の対外貿易は安定したスタートを切った。写真は洋山深水港。
第1四半期の中国の貿易統計が13日に発表された。外需が全体的に低迷する中でも、中国の対外貿易は安定したスタートを切った。その注目点として、次の4点が挙げられる。
統計によると、第1四半期の中国の物品貿易輸出入総額は9兆8900億元で、前年同期比で4.8%増加し、成長率は昨年第4四半期と比べ2.6ポイント高まった。 中国の輸出入は2月に成長率がマイナスからプラスに転じたのに続き、3月には前年同月比15.5%増という市場の予想を大きく上回る急速な回復を見せた。
第1四半期、輸出入実績のある中国の対外貿易企業は45万7000社で、前年同期比5.9%増となった。このうち、民間企業は38万4000社で、前年同期比7.5%増、その輸出入額は5兆1800億元で、前年同期比14.4%増となり、中国の輸出入総額の52.4%を占めた。 輸出入実績のある対外貿易企業の増加は、企業の自信と期待の高まりを示している。
統計によると、今年第1四半期、中国の電気自動車、リチウム電池、太陽電池の合計輸出額は前年同期より1000億元以上増えて66.9%増となり、全体の輸出成長率を2ポイント引き上げて、昨年よりも成長を強く牽引した。中でも電気自動車の輸出は647億5000万元で、前年同期比122.3%増となった。
第1四半期、中国は輸出上位10市場の大半でプラス成長を維持した。中でもASEANへの輸出は前年同期比28%増で、韓国、インド、メキシコへの輸出成長率も全て2桁となった。中国税関総署の呂大良報道官は、「中国の地域市場はさらに開拓され、発展すると同時に、よりバランスのとれたものになってきている」としている。対外貿易市場の多元化は、世界経済・貿易の見通しが不確実性に直面する中、リスクを分散し、貿易全体を安定させる上でプラスとなる。(提供/人民網日本語版・編集/NA)
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