Record China 2023年4月15日(土) 20時0分
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台湾フォックスコン創業者の郭台銘(テリー・ゴウ)氏は来日して麻生元首相に台湾経済は地域の安全保障に役立っているなどと述べた。郭氏は来年の台湾総統選への出馬を表明している。写真は郭氏フェイスブックより。
12日に来日した鴻海科技(フォックスコン)や鴻海精密工業の創業者である郭台銘(テリー・ゴウ)氏は14日に衆議院を訪問し、麻生太郎元首相と面会した。郭氏は政治と経済は不可分と強調し、「台湾は今も世界の重要な経済パートナーだ」と述べ、台湾が経済で世界と結びついていることが、地域の安全保障に貢献していると論じた。郭氏は2014年1月に投票が行われる台湾の総統選に出馬することを表明している。まずは国民党の予備選で、同党候補の座を獲得することを目指す。
郭氏は麻生元首相に対して、「ハイテク製造業の基礎の構築などで、(私は)台湾の競争力を充実させるために努力してきた」、「産業界と政府の多くの努力により、台湾は強大な経済や科学技術の研究開発と製造の実力を示した。台湾は今も世界の重要な経済パートナーであり、このことが実際に台湾の地域安全保障の基礎を提供している」と述べた。
郭氏はまた、台湾にはハイテク産業だけでなく、開放的な社会風土や人権や民主の価値感も存在すると述べ、台湾が他の国際社会のパートナーとの協力分野を拡大することができれば、台湾が科学技術力を強化しつづけることで平和を維持する能力と資本を維持することにつながるとの考えを示した。
台湾メディアの聯合新聞網によると、麻生元首相は郭氏に対して、「経済の成長は、平和と安定の上に成り立たなければならない」、「台湾で将来、どの党が政権を握っても、どのように平和を維持していくかが、政権の最重要課題だ」と強調した。
郭氏は3月末には米国を訪問したが、その際には、台湾は米国・日本の科学技術での協力をせねばならない一方で、台湾は中国経済の過度に依頼することはできないと主張した。
郭氏のオフィスによると、郭氏と麻生氏が知り合ったのは2012年で、二人はそれ以来、深い友情で結ばれてきた。また郭氏は14日の面会で、麻生氏がフォックスコンによるシャープ買収を一貫して支持したことに謝意を表明した。郭氏は日台の協力についての具体的な分野として、人工知能(AI)技術を挙げ、地域全体の発展にとって極めて重要な意義があると強調したという。(翻訳・編集/如月隼人)
訪日中の鴻海グループ創業者の郭台銘氏は今日、日本衆議院を訪問し、自民党副党首を担当中の麻生太郎元首相と面会し、インド太平洋の和平と安定に意見交換した。麻生太郎氏は「未来の台湾の与党はどれの政党であろうが、どう和平を維持できるかは未来の政府にとって一番大切な課題である。」と語った。 pic.twitter.com/UxMENg7aN3
— たいほくてつどうホテル (@hammer1334) April 14, 2023
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