15日、中国版ツイッター・微博（ウェイボー）に登場したジャッキー・チェン（成龍）主演映画「龍馬精神」の話題について、制作側が事情を説明する声明文を公開した。

ジャッキー・チェン主演の最新作「龍馬精神」は、今月7日から中国で公開されている。現在、ジャッキー・チェンおよびメインキャストが全国の映画館や大学を回るキャンペーンを実施中だが、今月11日に北京市の中国傳媒大学で行われた上映会で、学生から「こんな駄作をよく作れたものだと思う」「チケット代を返してほしい」との声があり、会場で拍手喝采が起こったとする話題が13日、ウェイボーのトレンドランキングで1位となった。

この話題については、その場に居合わせたという人々が、「私たちは傳媒（メディア）の代表なので、映画について本心を語りたい」と言った学生の言葉に拍手が鳴り響いたものであり、トレンドランキングに登場したショッキングな内容はデマだと説明。またジャッキー・チェンも学生の厳しい意見に対し、「真摯に耳を傾けていた」「真面目に語っていた」といった証言も投稿されている。

15日、「龍馬精神」のウェイボー公式アカウントが、上映会での学生とのやり取りについて詳細を説明する声明文を発表。このようなデマが映画およびキャストだけでなく、話題に取り上げられた大学や学生への侵害につながるとして強く批判している。

なお、「龍馬精神」は公開9日目の15日、興行収入は1億2900万元（約25億円）で、数字の“伸び悩み”も話題を集めている。(Mathilda)