中国の宇宙ステーション、酸素資源を100%再生―中国メディア

人民網日本語版    2023年4月17日(月) 17時30分

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中国の有人宇宙環境制御・生命維持システムはすでに「補給型」から「再生型」への根本的な転換を実現している。

黒竜江省ハルビン市で13日に開かれた第3回中国全土有人宇宙環境制御と生命維持技術会議で明らかになったところによると、中国の有人宇宙環境制御・生命維持システムはすでに「補給型」から「再生型」への根本的な転換を実現している。宇宙ステーションの酸素資源の再生率は100%、水資源の再利用率は95%以上で、毎年の地上からの補給を6トン減らしており、主要技術指標が世界のトップレベルに達している。新華網が伝えた。

環境制御・生命維持システムは、宇宙の閉鎖環境で宇宙飛行士の基本的な生活条件と快適な活動環境を創出し、宇宙飛行士の健康と命の安全を確保し、宇宙飛行士の命の「盾」と称えられている。

中国宇宙飛行士センターは、有人宇宙船環境制御・生命維持システムの研究開発に従事する中国で唯一の科学研究機関だ。同センター環境制御・生命維持工学室の卞强室長は、「当センターは55年にわたり、有人宇宙船第3世代の環境制御・生命維持システムの研究開発に成功し、有人宇宙船『神舟』や船外宇宙服『飛天』、宇宙ステーション3モジュールコンビネーションなどの環境制御・生命維持製品の開発ミッションを順調に遂行している。特に宇宙ステーションミッションが始動して以降、電気分解による酸素製造、二酸化炭素除去、微量有害ガス除去、水処理、尿処理などの技術的難題を相次いで解決した。環境制御・生命維持システムの『補給型』から『再生型』への根本的な転換を実現し、中国の宇宙ステーションの建設に貢献した」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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