人民網日本語版 2023年4月20日(木) 11時30分
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中国が独自開発したジェット旅客機ARJ21はジャカルタ-バリ島間の初飛行を終えて、商用化を正式にスタートした。
番号が8B5112のインドネシアの航空会社トランスヌサのARJ21型機が、現地時間の18日に同国の首都ジャカルタを飛び立ち、2時間後にバリ島のングラ・ライ国際空港に到着して、インドネシアでの初飛行を終えた。同日、中国が独自開発したジェット旅客機ARJ21はジャカルタ-バリ島間の初飛行を終えて、商用化を正式にスタートした。こうして海外市場に初進出したARJ21は、どのような優位性を備えるのか。インドネシア市場に進出できたのはなぜだろうか。
優れた安全性と信頼性は、航空会社が真っ先に考えることの一つだ。新型リージョナルジェット機のARJ21は、中国が初めて国際民用航空のルールを踏まえて独自に開発し、独自の知的財産権を持つ中・短距離向けの新型ターボファンエンジンを搭載するリージョナルジェット機だ。製造した中国商用飛機の関係部門によると、同社はこれまでに中国内外の取引先へ計100機以上のARJ21を引き渡しており、安全に運航した時間は20万時間を超え、安全に輸送した旅客は延べ750万人に達し、各種の性能指標は国際市場で主流の成熟した機種とほぼ変わらないという。
インドネシアと中国は地理環境に大きな違いがある。同社の関係部門によれば、ARJ21には高温に耐える優れた性能と横風に対する高い耐風性能が備わり、インドネシアの気候・地理における運航環境に適している。またARJ21は、信頼性が高くリージョナル機に幅広く使用されるゼネラル・エレクトリックのCF34-10Aエンジン、ハネウェルの飛行制御システム、コリンズエアロスペースの航空機電気システムを搭載している。
インドネシアは数多くの名所旧跡を擁する世界最大の群島国家として、リージョナル機の運航に非常に適している。航続距離が2225-3700キロメートルのARJ21は主に、中心都市から周辺の中小都市へと放射状に伸びる航空路線での運航ニーズに応えるために使われる。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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