2022年4月19日、上海紙・新聞晨報の微博アカウント「021視頻」は、上海ディズニーランドでキャラクターの着ぐるみが来場者に頭を「たたかれる」トラブルが再び物議を醸していると伝えた。

同アカウントは、複数のネットユーザーが近ごろ、上海ディズニーで来場者と交流していたキャラクター「リーナ・ベル」の着ぐるみの頭を複数の来場者がたたく様子を撮影した動画をネット上に公開し「節度を知らない観光客には腹が立つ」と批判するコメントを書き込んでいると紹介。「リーナ・ベル」をめぐっては今年1月に来場者が着ぐるみの頭を強くたたき、キャストが制止するトラブルが起きていたことを紹介した上で「モラルのある行動を取り、中の人を大切に扱おう」と呼びかけた。

同アカウントの書き込みでは物議を醸しているとされる今回の動画が紹介されている。確かに複数の来場者が近づいてきたリーナ・ベルの頭に手を伸ばしていたが、以前のトラブルのように頭を強くたたくといった感じではなく、ポンポンと触っているように見て取れる。また、来場者に「たたかれ」たリーナベルが、来場者を指差したあとで頭に手を当てて払うような仕草を見せる様子も映っていた。

この件について、中国のネットユーザーは「これはたたいているとは言わない。触っているだけだ」「リーナ・ベルが頭に手を当てたのは、乱れたセットを直すためだろう」「これをたたいたと騒ぐなんて、ギャグとしか思えない」「この程度でもし中の人がけがをするようなら、むしろそんな危ない着ぐるみを着せたディズニー側の責任だと思うぞ」「愛おしすぎて思わず手が出ちゃったって感じ」といった感想を残している。また、「この程度のことをさも問題ありげに取り上げるメディアも悪い」という意見もあった。

一方で「まあ、誤解を避けるために触らない方がいいけどね」「どっちにしてもこれからの暑い季節は中の人もヘロヘロになるから、優しく見守ってあげて」「自分が着ぐるみに入っていたら、もう辞めたくなるかもしれない」といった声も見られた。（翻訳・編集/川尻）

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— 中国動画 (@RC00547555) April 20, 2023